農機具のリサイクル
需要の高い農機具
理系の方にはあまり知られていないことですが日本製の農機具は世界中から注目されており、中古でいいから安く入手したいと憧れの的にもなっています。
もちろん国内の需要も高いので買取や販売の市場のネットワークも広く、農業が盛んな地域以外でも販売店や買取ショップの看板をよく目にします。
一応は地域ごとに名産品、得意とする農作物というのはありますので引っ張りだこになる農機具、あまり関心をもたれないマシンはありますが、
エリアを限定しなければどんなものでも欲しがる人はいるでしょう。
国外ならばジャパニーズ製のマシンというだけで羨望の眼差しで見られるでしょうし、トラクターやユンボといった機械の名前ではなく、
メーカー名で呼ばれるほど有名な農機具もあるそうです。
耕作をしたり草木を育てるのが好きな人、たわわに実った果実を収穫するのが生き甲斐でそれを生業にしている人なんかは、農機具をいくつか使いこなしていると思われますし
リサイクルのことも真剣に考えてみてはどうでしょうか。
買取価格
一部の地域だけではなく日本国内、国外でも需要が高い農機具なので、引き取らせて欲しいと言う業者は千葉県や長野県を含めてごまんといます。
しっかりと数えてはいないので五万以上の業者が買取の活動を行っていると自信を持って断言することはできませんが、
世界中で農機具を扱っているショップの数ならばその程度は軽くオーバーするでしょう。
つまり売り手市場であり、高値買取してもらいやすい環境にあるのです。リサイクルはいいことだと分かっていてもたいした金額にならなければそんなに積極的に中古品を流そうとはしませんが、
そこそこのお金になるのであればやる気になってしまうのが人の性というものです。
そのお金があれば新型のマシンに買い換えるのも楽になりますし、よりよい田畑にするための投資に回すこともできるでしょう。
農業ではそういった投資は収穫に大きな影響を与えてくれますし、最新マシーンを導入して体力的な負担の多い農作業を少しでも楽にしたいものです。
広い畑を耕すのにクワを使って何日もかけるより、トラクターに座りながら本でも読んで1日で終わらせた方が肉体的にも嬉しいですしね。
スペースの削減
使用しなくなった農機具でも捨てるのは惜しいと倉庫に眠らせている方もいますが、大型の物だとけっこうな場所を取ってしまいます。
「今年はこのコンバイン使わないし来年もその予定だけど、もしかしたら再来年には活躍するかもしれないから念のためしまっておこうかな」とガレージに収納しておくのは、
スペースに余裕のある農家なら可能ですがギリギリでやっていらっしゃる場合はけっこうな負担となるでしょう。
トラクターやユンボのように大きい物だと1台だけでも処分できるのならしたほうがいいサイズですし、機械なので保管中のメンテナンスも大変です。
ホースや鍬のように小さなものならまだましですが、使わない大型の農機具は処分してしまったほうがスペースも節約できますし維持管理の手間も減らせます。
ただ捨てるのではなく買取してもらうリサイクルなら、そんなにもったいない気持ちにもなりませんのでどんどん活用するといいでしょう。