農機具のメンテナンス
塗装補修
これは剥げてしまった塗装を補修することで、部分的にならば個人で行えますが全体的にならば業者に依頼したほうがいいでしょう。
よく接触しているせいかここだけ塗装が落ちてしまっている、のならばわざわざ業者の手を患わせなくても、ホームセンターでペンキなどを購入して自分で塗装したほうが安上がりですし、
持ち込む手間も省けます。
見た目に強い拘りがあるのなら自分の技術では力不足だということでプロにお願いしたくなるかもしれませんが、自家用車ではなくましてやスポーツカーでもない、
すぐに泥まみれになるトラクターやゆんぼなら、あまり美しさを求めてもしょうがないとの理由で自分で塗ってしまうことも多そうです。
ですが塗装がはがれてみっともない、でも汚れる宿命だしそのままでいいや、というのは大間違いなので気をつけましょう。
塗装には表面のコーティング効果もあるので、塗りなおさなければそこが金属なら錆びてしまうことにもなりかねないのです。
コーティング
サビ防止に金属部分にはコーティングをちょくちょく施します。
塗装もそれに含まれますが、あらゆるパーツが金属でできている農機具は守ってやらなければならない箇所がとても多いのです。
潤滑油が枯れないように油をさしてやったり、スプレーで噴出して表面を油ギッシュな状態に保たなければならないパーツも多いのです。
潤滑油が充分でないのに駆動させてしまうことで磨耗を早めてしまったり、大きな負荷をかけてしまい故障させてしまったら大変です。
表面が少しばかり錆びてしまってもそのまま動かすことはできますが、動力を伝える部分に不具合が生じたら修理しなければならなくなります。
自分でパーツを交換して対処できればまだ良いですが、整備工場などの業者でなければ修理不可能な壊れ方をされたら最悪です。
それを未然に防ぐお手入れも欠かしてはいけません。
オイル交換
自動車のエンジンオイルと同程度の頻度で交換するのが望ましいですが、車検という制度のないトラクターやコンバインは自分でやることになりやすいです。
たまたま業者に持ち込んだ際についでにオイル交換もお願いしよう、といったことになればしめたものですが、
何年間も農地から一歩も外に出ないような場合は自分で屈強で日焼けした手を汚すしかありません。
でもそんなに汚れませんし難しい作業にはならないので、慣れている人ならたいして苦痛とは思わない程度のお手入れでしょう。
自動車のオイル交換を自分でやってしまうような人なら農機具のも簡単でしょうし、カーショップでオイルを買って来てあとはちょちょいのちょいです。
抜き取ったオイルの処分には気をつけたいところですが、それ以外には問題になりそうな点を探すのが難しいくらいです。
初心者向けのアドバイスとしては「軍手を着用したほうがいいですよ」で充分かと思われますし、やってみると本当に簡単です。